【AWS/SQL】Athenaで小数点を表示されないときの対処法

Athenaで小数点を表示されないときの対処法をまとめておきます

AthenaはPrestoをベースにしているので、Prestoの関数を利用してクエリを書くことができます。小数点以下を表示させたい場合は、ROUND 関数や FORMAT 関数を利用することができます。

例えば、your_columnというカラムに小数点数値が入っているとして、これを小数点以下2桁で表示したい場合は以下のようなクエリを書くことができます。

SELECT 
  ROUND(your_column, 2) AS rounded_value 
FROM 
  your_table;

このクエリでは、your_columnの値を小数点以下2桁で丸めてrounded_valueとして表示します。

また、特定のフォーマットで数値を文字列として表示したい場合は、FORMAT関数を利用できます。

SELECT 
  FORMAT('%.2f', your_column) AS formatted_value 
FROM 
  your_table;

このクエリでは、your_columnの値を小数点以下2桁の形式で文字列としてformatted_valueに表示します。

どちらの方法も、Athenaで小数点以下を制御して表示する際に利用できます。

Amazon Athenaで割り算の結果を小数点まで表示させるには、少なくとも一方の数値を小数点型（浮動小数点型）にキャストする必要があります。Athenaはデフォルトで整数同士の割り算を整数として処理するため、小数点以下の結果が必要な場合は、明示的に数値型を変換する必要があります。

以下に具体的な例を示します。この例では、column1とcolumn2を割り算して、その結果を小数点型で表示します。

SELECT 
  column1, 
  column2, 
  CAST(column1 AS DOUBLE) / column2 AS division_result
FROM 
  your_table;

このクエリでは、column1をDOUBLE型（浮動小数点型）にキャストしてからcolumn2で割っています。これにより、結果は小数点型で表示されます。

CAST(column1 AS DOUBLE)はcolumn1をDOUBLE型（浮動小数点型）に変換しています。必要に応じてFLOATや他の数値型を使用することも可能です。

0で割ることがないように注意してください。0で割るとエラーになります。必要であれば、0による割り算を回避するための条件（例: WHERE column2 <> 0）を追加することを検討してください。