エンジニア日記

「マコなり社長」の株式会社DIVが案の定大規模なリストラを行っていた件

この記事は約13分で読めます。

 

こんにちは、ミナピピン(@python_mllover)です。

 

前回株式会社DIVとマコなり社長について以下の記事で紹介したのですが、思ったより反響があったのでその続編を書いてみました。

 

関連記事:【マコなり社長炎上】現役アナリストがテックキャンプ(株式会社div)の財務諸表を見た感想と考察

 

前回官報から株式会社DIVがえらい額の赤字を出しているということが明るみになってからアンコモンやらMACのリースやらでちょくちょく燃えていたマコなり社長でしたが、今回は2020年に大規模なリストラを行っていたこと、そしてリストラ対象者に対するあり得ない言動が元社員の方から内部告発され、その発言内容が衆目に晒されることとなり再炎上しています。

 

情報ソース

 

yahooニュース

 

「divの経営は、じつはもうボロボロなんです。いつ倒産するのかと、従業員みんながヒヤヒヤしていますよ」  こう証言するのは、divを先日退職した元従業員のAさん。Aさんが、会社の実態を明かす。 「会社の経営を最初に心配したのは、2020年8月に休業者を出したときでした。コロナで仕事が激減し、一部の社員に、給料を3割カットして自宅待機させたのです。  8月以降も100人前後の休業者を出し続け、3月時点では135人にまで上っています。なかには、入社して2週間で休職になり、そのままリストラになった人も。昨年から、会社は全然機能していませんでした」

Mac100台ばらまくも実態はボロボロ…経営者YouTuber「マコなり社長」が行っていた大量リストラの波紋

 

マコなり社長のリストラ対象者へのスピーチの文字起こし

 

去年比の…去年の売上と比較してもかなりビハインドしてますし 今で言うと売上100億を超えても良いんじゃないか、と言う位の規模を想定した攻めをしてきたので その状態を長く維持するのは到底できない。

だから今回人を減らすという事に踏み切ります。経営責任は100%私にあります。 それは対外的には全て私の責任で私も一切言い訳するつもりもないし全て自分の責任だと100%思っています。

でも僕が処理できるのはどこまで行っても私自身の問題なんです。私は私で反省して前に進むしかない。 そして皆さん一人一人は自分の人生を前に進めるしかない。 僕が皆さんに何かしてあげることがないかな、と考えること自体が皆さんが自立して自分の人生を前に進めることを引っ張ってしまう。

例えばここでひたすらに謝罪する もちろん謝罪の気持ちはたくさんありますけど、それをやっても 僕を悪者にしてくれてみんなが前に進めるんだったらいくらでも悪者にしてくれて良いんですけど それだと誰も前に進めない。 みんな一人一人人生があってここから、さあどうするか。前に進むしかない。

これは誰も否定できない事実だと思います。 だからこそ誇りを持って生きること、今日一日を。 Divというのは成長企業です。 ずっと倍倍に成長を遂げてきてその中でもっと仲間を増やそうとしてきました。そういう調子がいい時に 「自分たちはこの会社のことをすごく愛しています」「この会社が好きです」「入ってよかったです」 そうやって言ってくれることはありがたいことではあるんですけど厳しいことを言えば、それは簡単なことです。

だって結果が出てるんだから。結果が出てれば全てが正当化される。 でも人間が一番本質が出るところその人の器が出るタイミングってのは、一番ピンチの時に、一番苦しい時に 自分のことで頭がいっぱいの時に、誰かのせいにしたくなる時に、もしくはコロナのせいにしたくなる時に 誰のせいにもせず、全て自分の責任だと。 こっからどう生きるかだと。それを考えられるかどうかだと。

そしてこの会社に対して自分が一度決めた決断に誇りを持てるかどうか。引き続きこの会社を愛せるかどうか。 ここでこんな状況になってしまって 「あんな所に入らなければよかった」 そんな風に被害者になっても何も始まらないんです。

僕の中ではこのdivという会社は 第一章が~マークザッカーバーグになりたい編~ ということでSNS・WEBサービスを作ってみんな仲間辞めて失敗してどうしようと思ったところ そこが第一章の終わり 第二章~TECH CAMP編~ 2014年に始まって~TECH CAMP編~がスタートして 資金調達して急成長するよと思いきや 資金が枯渇してとても苦しくなって絶望、そして終了で 第三章が~再びの飛躍~ということで 絶望の中からTECH EXPERT=今のTECH CAMP転職コースが 再度、急成長軌道に乗り始めて仲間がどんどん増えていって そこで謎の要素として僕はYouTubeを始めてそれも何故か知らないけど伸びて そこで、ますますこれから 「すべての人が幸せに生きる世界を作っていきます」と言って 「第三章終了か」と思ったら、続くのかと。まだ続くのかと。 「第三章の終わりはIPOで終わりか」と思ったらコロナがきたと。 第四章続くという状況に今なっていて。 え~、、、ワクワクしています!!

 

 

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感想・考察

 

まあ前回紹介した官報の内容からみてもかなり経営が悪化していたのは一目瞭然でしたので、リストラなりに踏み切るのは案の定というか予想の範疇だったわけですが、予想を超えてきたのはリストラ対象者に対する発言内容ですよね。

 

自分は600人も社員を抱えた経験はないので偉そうなことは言えませんが、リストラする社員に対しての最後のスピーチがこれって流石にどうかな・・・と思います。そりゃこんなことを辞め際に言われたら内部告発みたいな形で情報を外部に漏らす人が出るのも当然ですよね。

 

自分もベンチャーで働いているので、ベンチャーの社長なんて人情だけでトップは務まらないのでサイコパス味もある程度は必要ということについては理解できますが、これから露頭に迷う社員さんのことを考えたらパフォーマンスでもいいから素直に雇えなくなって申し訳ないという謝罪の姿勢を見せるべきだったと思います。というか普通にちゃんと頭下げておけば内部告発されることもなかったでしょうしなんかその辺甘いというか人の心が分からないのかなぁという印象。

 

余談ですが過去にマコなり社長がYoutubeにアップロードした動画の 『【いますぐ逃げろ】働くと不幸になるヤバい社長の特徴 TOP5』 の第4位に 「人の感情に一切より添えない」。っていうものを紹介していたのですが、マコなり社長本人が「人の感情に一切より添えない」ヤバい社長だったというのが綺麗なブーメランで脳天にぶっ刺さってます笑。

 

確かに人の上に立つ人間として、時に虚勢でも強気な姿勢を見せること自体は大切だと思いますが、それはクビを切る社員に対してではないと思う訳ですよね。ジョブスの真似をして社員にも厳しく接していたみたいですが、ジョブスってそれで一回会社追い出されてますしそれは真似したらアカンでしょと。マコなり社長って学生起業家らしいので社会の中で社長という肩書以外でまともに働いたことがないために、そういう感覚が世間とズレてるというか働く側の気持ちがわからないんでしょうね。

 

こういうのみると学生起業って一般的な社会人と大きく感覚がずれるという意味で成功か失敗抜きに長期的な視点で見て人生にあまりいい影響をもたらさない気がします。やっぱり人の上に立つ前にはまず一社員として下積み経験を積んでチームを運営してそこから独立起業みたいなプロセスが、下の人の気持ちも感情移入できるようになるし、今後の人生や経営に失敗する確率も低くなるんじゃないでしょうか?

 

多分経営が傾いたのは社員が無能だからと思っている

 

あとマコなり社長の一連の発言を見ていると「対外的には私の責任。すべて自分の責任」の「対外的」というのは一般的に株主・VC、融資者(銀行)&世間 という意味なのでこの発言って裏を返せば 「対内的:社内の者=社員達に対して (私は責任は無い!)」 とでも言いたいのかなと思います。

 

その証拠という訳でもありませんが、この後もすたすら言い訳を述べ結局、最後まで社員に対しては一切謝ってませんよねぇ。。。多分金を払ってわざわざ雇用したのにろくな成果もあげないからクビを切ったみたいな感覚だからこういう発言になるんじゃないかなと。日頃仲間仲間って連呼しているベンチャーの社長に限っていざというときの仲間意識はぺっらぺらですよね笑。

 

あと疑問なのが、リストラする人にテックキャンプで20万円くらいで提供している独立コースを受講させてあげないのか?という点。前のアンコモンもそうですけど自分の会社の社員にやらないサービスを第三者に提供するのが不思議です。

 

そもそも今の時代(まともな)エンジニアは人手不足なので、IT企業って自社サービスに大金つぎ込んでコケるみたいな大ポカやらかさない限り、最悪SESとしてエンジニアを派遣すれば会社のp/l収支は普通に黒字にできるので、SESオンリーの派遣会社とか受託とSESで半々みたいなIT会社が乱立しているわけでdivの提供しているコースを社員に受講させエンジニアとして派遣する、みたいなことをすればわざわざリストラなんてする必要が無いと思うわけで、改めてこの会社の採用面と提供しているプログラミング学習コースの質に疑念を感じざるを得ません。

 

なので今回クビを切られた人って言っちゃ悪いですけど、SESとして派遣の駒にすらできない生産性のない人材っていうことを意味するわけで、マコなり社長の姿勢が酷いのはもちろんですが、そもそもなんでそんな人を採用したのか?という疑問符がずっと浮かんでいます。

 

この会社ってマコなり社長本人やTwitterの広報担当の人とかを見ていても感じることではありますが、人事面や経営面のコンプライアンスがあまりにもお粗末ですよね。自分の勤めているベンチャーも上場企業レベルでコンプライアンスがちゃんとしているとは思いませんが、さすがにここまでではないです。やはりベンチャーは成長過程で上場企業とかで人事経験のある担当者を雇わないとここまでガタガタになるんだなというコーポレートガバナンスの反面教師的なサンプルに見えます。

 

Divの累積赤字を誰が背負うのか

 

そして財政面の話をすると自分が興味があるのは株式会社DIVの10億円近い累積赤字のババを誰が引き抜くのかという点。まあ出資分に関してはマコなり社長自身に返す義務はないでしょうけどVCはdivを上場させて利益を得よう必死だったのにここまでケチが付いたら恐らくそれは叶わないので、このまま出資分を回収できずに倒産した場合VCは大損することになります。

 

普通のVCなら担当者の出世の未来が閉ざされるだけで終わりでしょうけど、もしタチの悪いお金に手を付けていた場合、ライブドア事件じゃないですけど十数億円って人の命が1人消えてもおかしくない金額なので、マコなり社長は今後無事でいられるのかなぁとちょっと身の上を案じてしまいます。 ちなみに個人の価値の数値化を目指しかつて話題になったベンチャー企業のVALUは経営破綻した時に社長個人に負債が重くのしかかったので、マコなり社長も個人の抵当無しにDIVへ数十億の金を引っ張ることは無理なんじゃないかなぁ・・・と思えます。

 

あとこれも前の記事書いた時から思っていたことなんですが、YoutubeでひろゆきとかDaigoが好きそうな情弱がマコなり社長に騙されてテックキャンプを受講するのはまだ理解できるとして事業内容が街のパソコン教室と大差ないdivのどこに将来性を感じてVCの担当者は十数億円も出資したのかホント不思議です。マコなり社長のブランド力で上場ゴールまで狙えると思っていたのかは知りませんが、それでも十数億で全国のプログラミング教室を事業展開させるっていきなりステーキ化すると考えなかったんでしょうか・・・?

 

マコなり社長はYoutuberとして再起を図っていると予想

 

そして発言の最後の方の1章,2章・・・の下りを見るにやはりマコなり社長は自分が推測していたように上場ゴールを狙っていたんでしょうね。上場して売り抜いて自分は上場企業の経営者だったと言って経歴を活かしてつべで華やかに活躍とこういうストーリーだったんでしょう。マコなり社長はYoutuberとして成功していますが、こちらはdivと別会社にして事業を分けている辺り、マコなり社長はdivは失敗した会社でdivがどうなろうがどうでもいいと思っているような気がします。

 

youtube事業の運営会社とdivは別会社なのでdivが倒産しても自分とお気に入りの仲間だけはなんとかなるという算段なのでしょうけど、それをVCが許さないためにまだ逃げられない、というのは今のマコなり社長の状況として当たらずとも遠からずなものでしょう。

 

まあ流石にここまで赤字が嵩んでいるとマコなり社長本人名義の融資もあるでしょうし、マコなり社長自身にもある程度借金があると思うので、もしかしたらそれだけでも返済するためにYOUTUBEをやっているのかもしれませんね。ただマコなり社長ってyoutubeの内容は単なる意識高い高い系ですし、それが成功している会社の社長という肩書きで話していたから皆が興味を持ってくれていたと思うので、新進気鋭の青年実業家という尊師の虚像が剥がされてしまったらYouTuber事業も立ちいかなくなるのではないのでしょうか・・・

 

んで最後のワクワクしますという発言、辞める人間に対してそれはないだろみたいな感じで燃えていますが、個人的には崖っぷち過ぎてもうそう言い聞かせるしかなかったんじゃないかなと自分は感じました。余談ですが、マコなり社長の話は聞いていてビジネス的なプレゼンのうまさは感じませんが、洗脳的なベクトルの話術は上手いと感じるのでサイコ気味なところもありますし、夜の街に片足突っ込んでいた自分からすると歌舞伎町でホストでもやれば顔は整ってますし声も悪くないので有名店でナンバーに入れていたような気がします。

 

終わり~プログラミングスクールビジネスの今後

 

というわけでマコなり社長の内部告発動画を見た所感をつらつらと書きましたが、divがダメだからと言ってプログラミングとプログラミング教育産業がダメというわけじゃないという点を改めて補足したいと思います。

 

エンジニアで数年キャリアを積んでフリーランスになれば年収1000万円自体を達成すること自体は難しくないのでエンジニアという仕事自体は今後も需要があると思いますし、プログラミングは勉強する価値があると思いますが、プログラミングってやっぱり適正があるわけで誰もかれもがプログラミングをやってエンジニアで年収1000万円!になるのは無理です。

 

関連記事:プログラミングスクールは予備校みたいなものだという話

 

結局社会人や学生からなにか勉強を始める動機って9割くらいがお金のためだと思います。プログラミングはあくまでそのための道具の1つであって、お金を稼ぎたいだけであれば必ずしもプログラミングをする必要はありません。昨今は新しい仕事が沢山出来ているので勿論プログラミングができるに越したことはないでしょうが、イラストレーターや動画編集者やYoutuberなど自分の適性にある仕事を見つけて、そのスキルを伸ばし効率良くマネタイズするために自己プロデュースをしていくということが肝心なのでお金のためにプログラミングを勉強しようと思っている人はその辺りをちゃんと考えたうえでプログラミングスクールに入るべきです。

 

マコなり社長とdivのせいで変な印象を持たれがちですが、実際にプログラミングスクールでメンターをしている自分から言わせてもらうとプログラミングスクール=悪ではないです。プログラミングスクールにもDMM WebCampやテックアカデミーや侍エンジニアみたいな、エンジニアがちゃんと指導しているスクールもあるので本気でプログラミングをしたい人はそういうところで勉強するのが良いと思います。

 

 

 

コメント

  1. […] 続き:「マコなり社長」の株式会社DIVが案の定大規模なリストラを行っていた件 […]

  2. ぽこ より:

    マコなり社長が言っていることは間違ってないし、逆に言ってくれるだけありがたいと思いますけどね。

    「リストラされる=能力が低い」という事実に気づかないで、マコなり社長のせいにしてること自体おかしいでしょ。

    自分の人生に責任取るのは自分なんだから、なんで会社の社長のせいにするんだか…(と言う思考だからリストラされたんだろうなぁ)

    あと、経営の先を読めななかったのか?みたいなこと書いてますけど…読めるわけないだろ、って思います。
    それってコロナの影響を先読みしろって言ってるようなものですよ。
    未来予知能力がない限り、先に起こることは誰にもわかりません。

    マコなり社長は有名だから炎上しましたが、有名じゃないその他中堅の会社は、これよりもっと酷いリストラをされてるんじゃないですかね?

    何かあったら群がる人達って本当にダサいなって思います。

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