エンジニア日記 プログラミング

未経験エンジニアで年収1000万円は実現可能なのか?

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こんにちは、ミナピピン(@python_mllover)です。今回はエンジニアの年収の話について改めて書いていこうかなと思います。

 

SESの年収の限界

 

まずSESという働き方での年収の限界について。エンジニアの8割くらいが行っているであろう働き方であるSES、SESというのがどこかの企業に派遣されてそこで働くという働き方、よく派遣だとかITドカタだとか揶揄される。

 

関連記事:【文系向け】就活でのIT企業選びのコツ

 

自分も昔はSESで働いていた経験があり、そこで上司やマネージャと話して知ったのはSESの月60~100万で仕事をする人月商売だと雇われでは年収500~600万円が限界だということ。ここからさらに年収を上げるには管理職を目指すしかない。要はSESとして派遣しているエンジニアの元締めみたいな存在として営業とかをこなすポジションですね。

 

ここに行けば待遇の良い中堅Slerみたいな会社なら管理職で650~800万円は可能だが、ここに行くのには年齢的には30後半~40代くらいでしかも一握りの人だけだろう。残りはSESとしての需要が無くなり去っていくか、現状維持もしくは待遇が悪くなっていく・・・みたいな結末になります。

 

となると、普通にITでもない大手企業で働いた方が福利厚生もいいしわざわざエンジニアやる意味ある?って話になってくる。もちろん高卒やFランでプログラミングが得意という人には願ったりな環境ではあるし、これをどう捉えるかは人次第なところはあると思いますが。。。

 

結局のところ、APIドキュメントを読んでスタックオーバーフローからコピペする一般大多数のエンジニアはいくらでも替えが効く歯車もしくは潤滑油にしか過ぎません。なので年収も良くて500~600万の社会的に言えばちょいレア人材くらいで止まります。SESだとこの辺りが限界です。

 

まあそれでもIT業界はコロナでもリモートワーク出来るし、今はJAVAでインパール作成みたいな行軍している炎上案件に関りでもしない限り年休も120日は確保されているし、IT業界を目指すのは僕は悪くない選択肢だと思う。だからその門戸を広げているプログラミングスクール自体を悪く言うのは言い過ぎだと思う。

 

ただプログラミングスクールの初歩的な内容や情報商材屋の初心者向け参考書みたいな商材を買って勉強しただけでフリーランスで年収1000マンとかはあり得ない。現実は未経験から順調に3年程度業務して転職挟んで年収400~500万円くらい、だということを知って上でプログラミングスクールなり独学で勉強してください。

 

年収1000万のエンジニアの要素

 

じゃあエンジニアで年収1000万を目指すにはどうすればいいのか?という話になってくると思いますが、基本的にエンジニアリング単体で年収1000万をめざすには幼少のころからパソコンオタクで自分でフレームワークを作れたり、言語作れたり、低レイヤーからコンピューターサイエンスを理解しているくらいのものは求められます。

 

わざわざこのサイトまで来て記事を読んでもらっているのにこんなことをいうのもアレですが、こういう記事に飛びついている人間(自分を含む)にはまず無理な領域だと思います。むしろこういうプログラミングと金銭が絡んだ記事をSNS晒して馬鹿にしたり技術・知識でマウンティングを取るタイプの人間でなければ無理です。

 

自分もプログラミングは好きか嫌いかで言えば好きの部類には入ると思いますが、自分は自分のステータスをグラフ化したら綺麗な五角形になるタイプなので、プログラミングに全てを傾けるほどの情熱はないですし、始めたのも大学生の終わりごろだったので、それよりも前から専門学校とか高専でバリバリコーディングしている部類の人間には叶わないと思い断念しました。

 

というわけで大学生の終わりもしくは中途未経験からエンジニアを始めた人間がプログラミング一本で年収1000万円を目指すのはほぼ不可能だとおもったほうがいいです。IT業界で1000万円、もしくはそれに近い年収を目指すのであれば、そこに +マネジメントスキル +コンサルスキル が必要になってくると思います。

 

こういったマネジメントやコンサル的なスキルや経験は派遣されて上流の設計書通りにコーディングするみたいなスキルをSESの業務で獲得するのは、ほぼ不可能なのでIT業界で年収を上げるためには、脱SESして有名で規模の大きい受託や自社開発の企業に行く必要があります。

 

脱SESできるかはぶっちゃけ運と自分のスキルです。そして大手の受託や自社にたどり着き、マネジメントスキルを身に付けてマネージャとかになれば年収700~800万円、さらに部長クラスにまで行けば年収1000万円は可能だと思います。加えて希望次第ではずっとコーディングをしていてもそこそこの年収を貰えます。

 

 

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素早く年収1000万を目指すなら、フリーランスかコンサル

 

そして本題のエンジニアで年収を1000万円達成するにはどうすればいいのか?というはなしですが、1000万円という数字だけを達成するなら3~5年働いて独立してフリーランスになることでしょう。ただフリーランスの難しい部分は継続的に案件を獲得するコネを作ることです。これが難しいです。

 

それにフリーランスになると自分で税金の管理などもしなければいけなくなりますし、結局SESでその辺全部管理してもらう方が良くね?という結論になってSESに戻った人も見ました。

 

まあSESでも未経験ではなくて経験豊富な人材だけを厳選しているところは単金の8割を給料に還元している会社もありますし、スキルがあればこういうところも目指せますが大抵こういうところに行けるは年季の入った人であることが多いです。

 

まあこれがエンジニアとしての正しい道のりな感じはしますが、恐らく未経験からプログラミングをやっている人たちが考えているのは、もっと手っ取り早い年収の上げ方だと思います。

 

IT業界で素早く年収を上げるにあたって大切なのは、顧客が何を求めているかをちゃんと言語化して、それを叶える(もしくは叶えた気分にさせる)スキルを持っていることです。(現状日本ではこれが先行しすぎて技術が軽視されているという問題点もありますが、今回はあくまで個人の年収の話なのでそこについては触れません)

 

ここが才能がない人は技術力に全振りしないと年収は上がりませんが、上げ幅に限界ができたり、上り具合が緩やかになるケースが多いです。ネットが普及して数十年たった今から技術力をネット黎明期から低レイヤーでプログラミングしていた人間レベルまで上げるのは一朝一夕では難しいです。

 

それと比較すると、コンサルや上流工程は人手不足なので若いうちからキャリアを積んでいけば若いうちから年収は高くなる傾向にあります。ソフト開発や分析なら上流でクライアントと折衝しながら要件定義できる人が年収が高くなりますが、こういうのには論理的思考が求められます。論理的思考というのは話をしててこいつ頭いいなって思われるスキルと言えるでしょう。話してて相手にこいつ賢いなって思わせられない人はできません。

 

なのでプログラミングが好きというよりも、年収を上げるためにプログラミングスクールに通ったり独学でプログラミングをやっているのであれば、このコンサル方面や上流方面を目指す意識が大切だと思います。

 

もちろん未経験だと直接そこには入れずSESになってしまう人が大半だとは思いますが、IT業界は転職チャンスが沢山あり雇用の流動性が高いのでキャリアを描いてそれに向かって進む意志があれば達成するのはとても難しいことではないと思います、

 

分析業界やITは年功序列よりも上流工程ができることに価値があります。なので、言い方は悪いですが、万年SESやってるおっさんエンジニアよりも数年間上流から下流まで満遍なくこなしてきた社会人3~5年目の方が価値が見出されます。

 

よくIT人材が不足しているとニュースなどで話題になりますが、不足しているのはこの上流工程ができる人材でコーディングがちょっとできる人材ではありません。

 

終わり

 

長くなってしまいましたが、IT業界で自分の価値=年収を比較的楽に上げるためには、最低限の技術力があるのはもちろんのことですが、マネジメントスキル、コンサルティングスキルが必要になってくるというのが今回の内容でした。

 

勿論技術方面で価値を上げることも可能ですが、掛けた時間に対するコスパはあまり良くないので、休みの日も進んでプログラミングをやる、みたいな人種以外は難しいと思います。

 

そして、SESでは年収の上り幅が30前半くらいで年収500~600万円で頭打ちになるということを知っておいてほしいです。もちろん今の日本ならそれでも十分みたいなところはありますが、そこからさらに上を目指したいと思っているなら、脱SESは必須でしょう。

 

これまでソフト開発の要件定義みたいなのが、年収が高くなる条件でしたが、IT業界で年収が高いのは最近増えてきた分析コンサルですね。プログラミング+分析+コンサルというのは価値が高いみたいです。

 

まあAI・機械学習はバズワードなのでどこまで持つかは知りませんが、従来のコンサルがプログラミングを使った分析によって進化したみたいな感じだと思います。こういうのはコミュ力+論理的思考+コーディング力という満遍なくスキルが必要なので人を選ぶとは思いますが、IT業界で年収を上げたいと思う人は目指してみたらいいのではないでしょうか?というお話でした。では~

 

 

 

 

 


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