こんにちは、ミナピピン(@python_mllover)です。今回は会社色々と教えている後輩がPythonエンジニア認定試験を受けるというので、教える側としてどんなものかと試しに受けてきましたので、受験方法や難易度、実用性なんかを纏めておこうと思います。
Python 3 エンジニア認定基礎試験とは?
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している民間試験。
- 基礎文法が出題され、試験時間60分で40問中70%以上正解で合格
- 受験料1万円(税別) *学生は半額
- CBTによるPCを使ったテストですぐに結果が出る
- 教材はオライリーの「Pythonチュートリアル 第3版」
勉強法と資格難易度は?
難易度は実務でPythonを使っているエンジニアなら、ノー勉でも受かるかなーというくらいの難易度です、ただ試験内容がオライリー本の内容で古いライブラリの話とかクセがあるので、そのまま受けると落ちる可能性は十分あります。
まあ現役のエンジニアなら1日~3日Diveintocodeで過去やってチュートリアル本勉強すれば受かるレベルの簡単な内容です。僕は仕事終わりに3日間勉強して受かりました。
実用性はある?
うーん微妙・・・。試験に出てくるarrayとかNumpyとPandasあるから今じゃ絶対につかわないし、JupyterNotebookの前身がIPythonだとかquit()で終了だとかいうインタープリター系の話もいらないんじゃないかな?と思いました。
まあPythonの歴史みたいなものなので、Pythonエンジニアを名乗るというなら押さえておくべき事項なのかもしれませんが、こんなの知ったところでPython博士にしかならないのでは・・・?という感じです
まあ内容は基本的なものが多いので、これを合格したからといってデータ分析がバリバリできたり、Djangoでwebアプリケーションが作れるわけではないので、合格したからといって役に立つものではないでしょう。
結局エンジニアの世界は実務経験&コード書けるか&コミュニケーション能力があるかですし、博士号とかならまだしも、ちょっと勉強すればとれる資格にはあまり価値のない世界です。
ただまあ資格があると履歴書が派手になってプログラミングの世界を知らない人はすげええええええってなってくれることがあるので、あるに越したことはないかなと思います。
まあどこで使えるか考えたら、未経験歓迎のSESにやる気アリというころで入りやすくなるくらいですかね。。。腕に覚えがある人なら、この資格取るよりも自分のGITのアカウントでも見せた方がいいと思います。
まとめ
Pythonエンジニア認定試験の総合的な感想としては、ニッチな部分もあるものの簡単でPythonが使えるエンジニアなら、3日~1週間くらい片手間に勉強すれば受かる試験って感じです。
Diveintocodeの模試何回か受けて間違ったところをのオライリーのチュートリアル本見て確認すれば大丈夫です。試験はDive into codeの模試よりも、ちょい難しいです。経験者には簡単だし、初心者は参考書が分かりにくいから混乱するでしょうし、よくわからん資格試験です。
個人的にはPandasやNumpyの操作方法を問う問題がないとPythonの試験としてダメだろ・・・と思ったのですが、データ分析系統はまた別に資格試験が作られるみたいでそっちの方に盛り込まれるみたいです。
文系新卒SESとかに箔を付けさせるのにはちょうどいいかなという感じです。チュートリアルの内容が分かっていればPythonの基本文法は分かっていると思うのでライブラリの中身の理解とも早いでしょうし。
ただ他の言語経験ゼロのガチのプログラミング初心者があのオライリーのチュートリアル本みて勉強するのは難しいと思うので、他の参考書で基礎を抑えてからオライリーの本を読んで試験内容にコミットするという流れのほうがいいかなと思います。
幸いPythonにはこれでもかというくらい、プログラミングを分かりやすく説明した参考書が多いです。その中でも僕がプログラミング初心者を教える際に教材に採用しているのは「スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング」ですね。
まあ未経験でエンジニアとかデータサイエンティストを目指している人でない限り。わざわざ取るほどの資格ではないかなと思います、では~
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