Expressとは
Node.jsは言わずとしれたサーバーサイドJavascriptの実行環境。ExpressはそのNode.jsでの王道的な開発をスピードアップするためのフレームワークです。
Expressを使った開発の具体例としてはAPIの開発があります。REST APIを提供するWebサービスを開発する場合、URIやBodyを解析してリクエストの内容とデータを識別する必要があります。
例えばAIによる画像認識サービスを開発していて、とある写真を返すREST APIを提供する必要があるとします。そういった場合はフロント側はReactやVueやAngularといったフレームワークでサイトのフロント部分を作成し、内部のサーバー処理をjavascriptのExpressやPythonのDjangoやFlaskなどで作るというケースが最近よくあります。
NodejsとExpressのインストール
まずはNodejsをインストールします。
こちらのページから自分のOS環境にあったインストーラーをインストールしてください。
Nodejsのインストールが完了したら次はExpressをインストールします。
//expressのインストール $ npm install express --save //corsのインストール $ npm install cors
CORSはCORS対策のために一応インストールしておきます。これがないとFirebaseなどのクラウドサーバーにアプリケーションをデプロイした際にCORSエラーで動かなくなることがあります。
Expressのインストールが完了したら、右クリックの新規ファイル作成でindex.jsというファイルを作成して以下のコードを記述します。
<index.js>
const express = require('express'); const cors = require('cors'); const app = express(); app.use(cors()); app.listen(3000, () => { console.log('Server Works !!! At port 3000'); }); app.get('/', (req,res) => { res.send('ページが表示されました!') })
これで準備は完了です。次はいよいよアプリケーションを起動します。
アプリを起動する
次はコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
# アプリケーションを起動する $ node index.js
するとコンソール上に「Server Works !!! At port 3000」と表示され、アプリケーションがローカルサーバー上に起動します。
そして、この状態でWebブラウザを開き「http://127.0.0.1:3000/」にアクセスすると以下のような画面が表示されます。
これがNodejsの基本になります。
参考書籍
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