プログラミング

【Python】TkinterでGUIツールを作る基本のサンプルコード集

この記事は約5分で読めます。

 

Pythonのtkinterライブラリを使用して基本的なGUIツールを作る方法について解説します。tkinterはPythonの標準GUIツールキットであり、シンプルなウィンドウから複雑なGUIアプリケーションまで幅広く作成できます。

 

以下の手順に従って、基本的なウィンドウを作成し、ボタンとテキスト入力フィールドを追加する方法を学びましょう。

 

tkinterのインポート

まず、tkinterモジュールをインポートします。Python 3ではtkinterが標準で含まれているため、追加のインストール作業は不要です。

 

import tkinter as tk

2: メインウィンドウの作成

tkinterアプリケーションの心臓部はメインウィンドウです。このウィンドウを作成し、アプリケーションの基盤とします。

 

root = tk.Tk()
root.title("基本的なGUIツール")
root.geometry("400x200") # ウィンドウサイズを幅400px、高さ200pxに設定

 

3.イベントループの実行

 

GUIアプリケーションはイベント駆動型であり、ユーザーの操作を待ち受けます。アプリケーションを起動してイベントを処理するには、メインループを実行します。

 

root.mainloop()

 

上記をまとめると下記のようになります

 

<sample.py>

import tkinter as tk
root = tk.Tk() 
root.title("基本的なGUIツール") 
root.geometry("400x200") # ウィンドウサイズを幅400px、高さ200pxに設定
root.mainloop()

 

3: ウィジェットの追加

 

GUIにはさまざまなウィジェット(コントロール)を追加できます。ここでは、ラベル、テキスト入力フィールド、ボタンを追加します。

 

label = tk.Label(root, text="名前:")
label.pack() # ラベルをウィンドウに配置

 

<sample.py>

import tkinter as tk
root = tk.Tk()
root.title("基本的なGUIツール")
root.geometry("400x200") # ウィンドウサイズを幅400px、高さ200pxに設定

label = tk.Label(root, text="名前:") 
label.pack() # ラベルをウィンドウに配置

root.mainloop()

 

<実行結果>

 

4.テキスト入力フィールドの追加

 

entry = tk.Entry(root)
entry.pack() # テキスト入力フィールドをウィンドウに配置
ボタンの追加

 

<sample.py>

import tkinter as tk
root = tk.Tk()
root.title("基本的なGUIツール")
root.geometry("400x200") # ウィンドウサイズを幅400px、高さ200pxに設定

label = tk.Label(root, text="名前:") 
label.pack() # ラベルをウィンドウに配置

entry = tk.Entry(root) 
entry.pack() # テキスト入力フィールドをウィンドウに配置 ボタンの追加

root.mainloop()

 

<実行結果>

 

5.クリックイベントの追加

 

def on_click():
    print("こんにちは、" + entry.get() + "!")

button = tk.Button(root, text="挨拶", command=on_click)
button.pack() # ボタンをウィンドウに配置

 

‹sample.py›

import tkinter as tk
root = tk.Tk()
root.title("基本的なGUIツール")
root.geometry("400x200") # ウィンドウサイズを幅400px、高さ200pxに設定

label = tk.Label(root, text="名前:") 
label.pack() # ラベルをウィンドウに配置

entry = tk.Entry(root) 
entry.pack() # テキスト入力フィールドをウィンドウに配置 ボタンの追加

def on_click(): 
    print("こんにちは、" + entry.get() + "!") 
button = tk.Button(root, text="挨拶", command=on_click) 
button.pack() # ボタンをウィンドウに配置

root.mainloop()

 

これで、基本的なGUIツールが完成しました。上記のコードを実行すると、名前:というラベルとテキスト入力フィールド、挨拶ボタンが含まれたウィンドウが表示されます。テキストフィールドに名前を入力し、ボタンをクリックすると、コンソールに挨拶が出力されます。

 

<実行結果>

 

tkinterを使うと、このようにシンプルなツールから始めて、徐々に複雑なアプリケーションにステップアップしていくことができます。ウィジェットのカスタマイズ、メニューバーの追加、イベントハンドリングの高度なテクニックなど、さまざまな機能を学ぶことで、より実用的なアプリケーションの開発が可能になります。

 

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