さくらVPSで久しぶりにサーバーを契約したところ以前とちょっと仕様が変わっていてrootユーザーでのログインでちょっとハマったので自分用にメモしておきます。
SSH接続について
以前までは、サーバーを契約してグローバルIPアドレスが付与されると、そのIPに対してroot ユーザーとサーバー契約時に設定した認証上でログインして一般ユーザーを作成するところから始めていましたが、CentOS Stream 9 からは、標準ユーザー「centos」が作成され、そこから sudoコマンドでrootユーザーの設定を行う形になっています。
(これはCentOS Stream 9だからではなく、さくらVPSのセキュリティ対策上での仕様変更だと思います)
ということで、初回は次のようにして接続します。
自分はSSH接続に「teraterm」を使用しています
ダウンロードページ:https://teratermproject.github.io/
ここのサーバーのユーザー名とパスワードは、サーバーのセットアップ時に下記の部分で設定した管理ユーザー名(centos)とパスワードです。
さくらインターネットのユーザーIDのパスワードとは別なので注意してください
標準ユーザーについては「さくらVPSのマニュアル」もご覧ください。
rootユーザーのパスワードを設定
初期設定だとrootユーザーのパスワードが設定されていないので、以下のコマンドを実行して設定します。
$ sudo passwd root
Changing password for user root.
New password:
Retype new password:
passwd: all authentication tokens updated successfully.
root ユーザーに切り替える
パスワードが設定出来たら下記のコマンドを実行してrootアカウントに切り替えます。
$ su
実行すると、Password: が表示されるので、ここに先ほど設定したパスワードを入力します。(入力しても何も表示されませんが、内部では入力されています)
ちゃんとパスワードが入力できていればコマンドラインの左端の表示が
[root]~~$ みたいな表示に変わります
ちなみに元のユーザーに戻る(rootを抜ける)には下記のコマンドを実行すればよいです
$ exit
関連記事
CentOSのVPSサーバーでPython+Selenium+ChromeDriverのスクレイピング環境を構築する
コメント